日記

生きるか死ぬかは紙一重

私は幸運にも

まだ身近で親しい人を

亡くしたことがありませんが、

最近「死」についてよく考える機会があり、

ふと気がついたことがあります。

きっと私が思っている以上に

「死」は近くにあるし、

当然のように誰にも

いつかは訪れることです。

人生には調子が良い時も悪い時もあります。

調子が良い時は

前向きにいろんなことを考えられますが、

調子が悪い時は

なんだか全てが嫌になって

投げ出したくなる時もあります。

私は社会人になりたての頃、

東京で毎日

満員電車に乗って通勤していました。

ずっと田舎で過ごしてきた私にとって

それはとてもストレスでした。

なるべく混雑した電車を避けて、

席に座るために早起きをして、

当駅始発の便に乗れるようにしていました。

ある日、

早起きも通勤電車の混雑にも疲れて、

ホームで電車を待っていた時、

何両にも連なった電車が目の前を走り、

そして通りすぎた後、

ふと目の前が開けた気がして、

吸い込まれそうになりました。

「この前会った時は夢を語っていたのに」

「大事な子どもが生まれたばかりなのに」

「今度会う約束をしていたのに」

そういったことを周囲が思ったとしても、

誘われるように、

衝動的にその時が来ることもあるのです。

もちろん夢を語っていた時は

本心でそう思っていても、

気持ちに浮き沈みがあることも多く、

何かをやれると思う瞬間と、

もうできないと思う瞬間の入れ替わりは

荒波のように激しいのです。

そして、周囲に見せるのは

ポジティブな方の自分だけ

という人もいるでしょう。

紙一重なのです。

私も夫も仕事の多忙さや

上司のパワハラによって、

診療内科に通った時期がありました。

普通に生活している時は、

薬も飲んでいるし、

気持ち的には安定していると

自覚していました。

しかし、

いざ保険の見直しをしようと思ったら

心療内科にかかっている人は

通常の保険には入れず、

緩和型という

条件は緩いが保険料が高い保険にしか

入ることができないと言われました。

いやいや、

ちょっと気持ちが落ち込んで、

病院にかかってるだけなのに、

大げさ!と思ったのですが、

きっと本人がそう思っていても、

タイミングや

更なるストレス要因によって、

簡単に行動してしまう場合があるのでしょう。

今は夫婦共に通院を終えて、

心身共に健康に過ごしています。

当時のことを振り返ると、

あの時は真に病気にかかっていたと

今なら分かるし、

運がよかっただけで、

紙一重の状況にあったと思います。

ちょっとストレスがかかりすぎているなと

感じた時はちゃんと休むことが大事です。

それが仕事など逃げられることなら、

逃げてしまうことも大事です。

毎日、ストレスがかかるところで、

踏ん張り続けるより、

原因から離れて

自分らしく生きられる場所を探しましょう!

自信を持って

毎日健康といえる生活を積み重ねていきます。