私は筋肉がつきにくい体質なのか、
とにかく体力がなく、
高齢になったらすぐに
歩けなくなっていそうな気がしています。
世の中には
80になっても90になっても
ピンピンと運動をしている人もいるのに、
この違いはなんだろうと
思うことがあります。
私の身近なところでは
81歳になった祖母が
とてもピンピンしています。
物忘れは多少あるかもしれませんが、
コミュニーケーションも特に難がなく、
体力もあり、
日常生活を送る分には問題ありません。
戦後を生き抜いた時代で、
私たちとは食生活も働き方も
異なっているのかもしれませんが、
参考にできるところはないか
思い出してみました。
私が生まれたとき祖母は50代前半でした。
祖母は孫4人が保育園や小学校に
通い始めるタイミングで、
幼い孫の面倒を見るために仕事辞め、
主婦になりました。
幼い私の記憶の中には、
祖母と従姉妹と
保育園まで歩いて登園していた
記憶があります。
毎日の保育園への送り迎え、
夏休みは一日中子供4人の面倒を見て、
平日の夜ご飯も作っていました。
当時はそれがどれだけ大変なことか
気づきませんでしたが、
自分が子供の親になってみて、
家にいて子供の面倒を見て、
食事の準備をすることは、
体力と頭の双方をフルで使う
大変なことだと気が付きました。
孫たちが大学生になり家を出るまで、
それを毎日こなしていた祖母は
それだけで相当な体力が
必要だったことでしょう。
そして、育児が一段落してからは
祖母の好きな
日本舞踊や楽器の習い事を再開し、
地元のお祭りや高齢者施設で
披露するほどでした。
家でも演技の中の大技を何度も練習し、
うまくいく日もいかない日もあったようですが、
声がかかるうちはさまざまな場所で
その成果を披露していました。
今思い返すと、
いくつになっても挑戦し続ける姿は
ほんとに輝いていて、
いくつになっても
新しいことに前向きだったと気づきました。
いくつになっても若々しくあるためには、
いくつになっても
自分のやりたいことを持ち続け、
前向きに新しいことに取り組むことが
重要なのかもしれません。
そのためには体力や気力、
時間やお金の多少の余裕も必要ですね。
つい今は、
お金になることしか努力しないとか、
会社で役に立つスキルしか勉強しないとか
考えてしまいがちですが、
自分の生活を豊かにする趣味を持って、
いつまでも求められる人になりたいです。